GBAメタグロスの弱点

ズバリ炎と地面です! 第5世代までは悪とゴーストは等倍です!

…という単純な相性問題ではなく、真面目な対策記事。

1.守る  弱点度:★★★★★

基本的にGBAは積み技が強いゲームである。
なので守るという技は本来ならばリスクが大きい。
カビゴンの鈍い、ボーマンダギャラドスの龍の舞、ヘラクロスバシャーモ・ガラガラサイドンアーマルドの剣の舞、スイクンライコウの瞑想 などなど。
さらに積み技以外でも
リターンの大きいバトン持ちサンダースや気合パンチ持ちゲンガー、各種宿り木持ち草タイプ、テッカニンの身代わり。
フォレトスエアームドの撒き菱、ラプラスの滅びの唄 etc.

このへんを守るに合わせられてしまうと、単純に1ターン損してしまう。
対してメタグロスは強力な積み技や補助技等が無く、守るに対してリターンを取れる技は皆無。
勿論身代わりは覚えるが、リターンが大きくないのや素早くないのもあって採用率は0に等しい。
また、影分身も積み技の一種だがメタグロスでの採用率は0だといっても過言ではない。
(一応分身身代わりコメパンメタグロスは少しだけ注目はしているが・・・ 攻撃範囲的に全抜きが厳しいのでネタの部類を出ないだろう)

さらにコメットパンチという超高性能技の数少ない弱点であるPPの少なさも枷になる。
守る自体が大爆発対策になることもあり、メタグロスは守るに弱いのは間違いないレベルである。
拘り固定や残飯の回復稼ぎ、身代わりやプレッシャーと組み合わせることによるPP削りなどなど。

2.カウンター  弱点度:★★★★☆

1と同様の理由で積み技がほぼ無いのもあって、対メタグロスにおけるカウンターは基本的にはローリスクハイリターン技となる。
ここまで聞くと超最強に聞こえるが、★が守るよりも1個少ない理由は以下。

・一部ポケモンが拘りコメパンで一撃で沈むのでそもそも返せない
 (第3世代に気合の襷は存在しない)
・更に一部ポケモンフーディン等)はただのコメパンでも一撃で沈むのでそもそも返せないことも。
・拘ることでハピナスを一撃で倒せ、混乱の期待値がある爆裂パンチ(採用率低)
・拘ることでカビゴンを一撃で倒せる気合パンチ(採用率皆無)
・雷パンチ、めざ炎、サイコキネシス等、カウンターを空かせる特殊技
・爆発で共倒れが可能。
・カウンターは必ず後攻になるので雪崩の追加効果である怯みと相性が悪い。ソーナンスが拘り雪崩メタグロスに突破されることも。

3.身代わり 弱点度:★★★★☆

この対策はメタグロスよりも早いポケモン、最低でもS123以上に限る。
命中100%である地震を無効にする浮いているポケモンのサンダーやギャラドス、ゲンガー、(プテラ)。 地震半減のジュカインキノガッサ等の草ポケで有効。これらのポケモンプテラを除いてだいたい連続技持ちのサイドンとガラガラにも強いので優秀な身代わり持ちだと言える。

メインウエポンであるコメパンの命中率が不安定なことを利用して身代わりを残すことが出来ればハイリターンを得る。
守るやプレッシャーと併用するとPPを切らせることも可能。

守ると比べたデメリットは身代わりで受ける場合は攻撃を発生させてしまうため、コメットパンチの追加効果発動のリターンがメタグロス側にもあること。
また拘り型に対しては有効ではあるものの、先制の爪持ちで雪崩や雷パンチ等の対空技を覚えているメタグロスに対してはそこまで有効ではないこと、対草や対ヘラクロスでは燕返しを覚えること(採用率激低)などもあって、万能ではない。

とはいうものの、守ると違って残飯ではなくヤタピカムラチイラ等で運用が十分可能なことや他用途にも使えることもあって対策の中では汎用性が一番高いかもしれない。

4.磁力 弱点度:★★★☆☆

ノズパスが対メタグロスで全く強くない、かつ種族値が低すぎて汎用性が非常に低いため、レアコイルと言い換えても良い対策。
レアコイルは鋼技を4分の1に抑える超珍しいポケ(後はGBAではランターンと無効のヌケニンのみ)
拘りコメパン読みで交代で出せればほぼ持っていくことが可能。

メタグロスの親友であるサンダーに対しても強いこともあって、3匹選出単位で見れば対拘りグロス対策として割と優秀。
ただし、拘らないメタグロスに対しては普通に超弱いこと と レアコイルのスペックがやや低くて汎用性的には劣ることが欠点。

なお一昨年くらいまでレアコイルはどくまも残飯が基本でアイテムのコストが高いと思われていたが、寝言持ちの鈴レアコイルフシギバナ対策等にもなっていて受け役割が多く、なかなか優秀。(手前味噌)

・貝殻の鈴レアコイル参考
http://d.hatena.ne.jp/komei48/20140207/1391757467

5.影分身 弱点度:★★☆☆☆

コメパンや雪崩の命中及びPPの低さを起点にする。単体で使うのではなく、身代わりと組み合わせることがほとんど。
強力な対策ではあるものの、影分身という技単体で見ると身代わり程の汎用性は無いので星2つ。

メタグロスの技の中で採用率は非常に低いが、燕返しに対して強いポケモンが良い(というかサンダーだよねやっぱ・・・・。)

6.蟻地獄 弱点度:★☆☆☆☆

地面弱点のメタグロスが、地面に足を付けていて明らかに弱点のように見えるが特性蟻地獄のポケモンのスペック不足のせいで若干足りてない感。
もしもラグラージ並のハイスペックポケが蟻地獄だったりしたら最強の対策になっていただろう。

一応、無振りASメタグロスならば鉢巻持ちの陽気ダグトリオ地震で一撃。
H振りメタグロスが厳しくて、菱を踏ませなければ行けないのでエアームド等を絡めて流しつつ殺すことになる。
また、拘らないH振りメタグロスに対してはチイラの実持ちナックラーでうまく攻撃を受けたところを努力値調節して倒すことは可能。


鉢巻が余っていて、純電気(特に瞑想ライコウ)に弱いみたいな構築だったら対拘りグロスも兼ねて鉢巻ダグトリオを使うのはアリかもしれない。

7.威張る 弱点度:☆☆☆☆☆

GBA最強技。
ヘラクロスボーマンダと違ってメタグロスは基本的には防御のステータスが高く、自滅ダメージも控え目なのだがコメパンで攻撃が上昇しまくってエアームドなりミロカロスなりハッサムなりが突破されてもうどうしようもなくなってしまった時に使うと勝率の確保になる。

普通に使う時はハイリスク・ミドルリターンくらいで割に合わないので、時と場合を選びたい。