3/10(土) ヒストリアカップ〜うら〜対戦レポート 予選〜決勝まで

エキシビジョン除いて全10試合。
私のパーティの詳細は前記事参照。
55

50

後ろ姿は
55

50

選出における1番左がお互いの先鋒です。
2番目は次に情報が割れたポケモン・・・のつもりですけど全てのターンのログを取っているわけではないので、違ったらごめんなさい。

以下、長文

◆予選ピカチュウブロック(全7試合。6勝1敗で予選1位通過)

□対あんどーさん(勝ち)

55

50

・選出

VS

・試合内容

あんどーさんはポケモンの強豪のおかしょーさんの構築をそのまま借りて来たとのことで、めっちゃ新し目のパーティ。
現在の環境でブイブイ言わせているサンダータンクWA。

しゃわポリWAはカビ単A等と比べて、こちらのエースを相手の50ポケに爆破されて2:2に持ち込まれてもまだ全然勝てる・・・
というコンセプトがあるのだが、いきなり久々の実戦の1試合目で55ポリ2を50カビに爆破されてちょっと焦る。

カビネール選出だったら相手のエースがサンダーでもタンクでも別に怖くないのだが、こちらの50の選出はカビナシ。(相手の50カイリキーが怖いのでカビネール選出が無理だった。)

仕方なくミルタンクだった場合はカビで鈍い捨て身とかで急所期待の試行回数を稼いだ挙げ句爆破共倒れでラス1の相性勝負かなーという感じでカビを出したら相手のエースはサンダー。

雷やいばみが等いろいろあった末カビでサンダーを突破。攻撃が上がってかつHPがそれなりに残っていたのもあって、勝ったかなーと思ったら相手の最後の1体がもう1匹のエースのミルタンクで相手の反則(選出の合計レベル155以下という制限を超えて160)によって勝ち。

他の世代の対戦ではGSルールでは構築に伝説2体までみたいな制限あるけど、選出制限があるのは初代金銀の特殊な点かもしれませんね・・・。

豆知識その1
金銀において身代わりを捨て身タックルで壊したときの反動はたった1だけです。身代わり以外への反動もその後の世代の3分の1より少ない4分の1だし、ただただ単純に強い技です。
ちなみに同レベルのプテラの身代わりを壊せます。

□対エンドウさん(勝ち)
55

50

・選出

VS

・試合内容

和歌山の勇者ことBW受けループの使い手エンドーさんとは別人。

こちらのサンダーがリフを貼っただけでのしかかりで1発で麻痺ってその後永遠に動けなくて落ちてしまう。この時、負けを覚悟。
ただ、そのサンダーが落ちるまでの間にネールで毒入れてぐるぐる回して毒が回っていたので、そこからうまくシャワーズとネールを使ってカビを落としてほぼイーブンに。
シャワーズの後ろにネールがいたお陰で自爆を選ばせなかったというのもあるけれども、割とうまく立回りでリカバリーしたと自画自賛
そしてちゃんとハイドロ2連で当ててくれたシャワーズまじ偉い。

その後相手の控えも割れてバンギムウマ対シャワネールのサイクルで有利状況になるも、ムウマにネールを道連れされてしまって相手にワンチャンを与えてしまう。
結果、爆パン当たってちょっと危なかったけれどもハイドロ+(寝言中の)冷凍でバンギを落として勝ったのだけれどもネールを捨ててしまったのは確実にプレイミスの部類。

シャワーズが爆パンで混乱したときの引き先としてネールを残しておくべきだった。
例えバンギに交代際爆パンの期待値を稼がれようと、ネールがまだバンギの文字圏内で無かったので温存しつつ2対2の戦いを続けるのが正解。
まー後からならどうとでも言えるのですけれどもね!

豆知識その2
金銀の光の粉は命中率を7.8125%(20/256)下げるという効果なので、爆裂パンチ(50%)に対しては第3世代以降の光の粉(×0.9。対爆パンは-5%)と比べて1.6倍近く効果を発揮します。

□対ゴッドアルスさん(勝ち)
55

50

・選出

VS

・試合内容

相手はケンタサンダー☆のTAというなかなかの圧力が高いパーティ。

奇跡ポリ2がとりあえず全部五分以上に戦える。対特殊ケアでカビ選出。あとはネールマイン用にナッシー。
スターミーポリ2対面からハイドロサイコ再生対捨て身再生等でタイマンしつつ、奇跡の実を剥がされた段階でカビに引いてそこから混乱運等も良くスターミーを突破。
エースが落ちたマインカビをカビナシで倒して勝ち。

試合後、ゴッドアルスさんはスターミーを選出したことを悔やんでいたようです。
ヒストリアカップの有名人ゆえ、「相手は当然自分の選択肢を知っているだろう・・・」と言う見えない敵と戦っておられたようでした。

豆知識その3

VC金銀実機では破壊の遺伝子の持続効果は永続。混乱が解けることなく永遠に混乱し続けます。
ジム城では混乱が普通の混乱と同じで途中で解けるというのもあって非常に非常に強いアイテム。(マインで壁爆破+遺伝子ケンタというのはマリオパ等で有名戦術)

遺伝子ケンタロスの択が減るというのもあって、55ケンタロスは実機のほうがおそらく弱め。
(流石にマインケンタまで揃ってると一応遺伝子警戒しますが)

□対kattさん(勝ち)
55

50

・選出

VS

・試合内容

ま、まさかの2ヶ月弱でVCスイクン厳選ニキ!?

サイクル戦っぽくなって、シャワーズで交代際に出てきたサンダースを冷凍で凍らせて突破。
さらにスイクンシャワーズで冷凍ビームを打ち合う展開になって、またも冷凍で凍らせて突破(同時に2匹凍結ではないのでルール違反ではない)

という、せっかくの16年ぶり?の金銀対戦は酷い運ゲーをしてしまって、大変申し訳ない気持ちに(´・ω・`)
kattさんがその後、無事5勝2敗で2位通過されてたようなので、ちょっと安心しました。
もし僕のせいで落ちてたら土下座で謝罪って感じのレベルの運勝ち試合でした。

豆知識その4
55シャワーズは50ドーブルに先制出来る・・・というのは構築記事で語ったけれども何故50ドーブルを抜いておくと良いのか、VC環境の50ドーブルの強さについて解説。
・必中キノコの胞子 + 金銀初出ポケ(既存の進化でもないポケモン)は基本的に身代わりを覚えない。初代にいるポケモンでも遺伝技との兼ね合いで身代わりが使えない場合も(例:フーディンの電磁派or身代わり + アンコールが両立不可能)
・眠りのターンがポケスタやジム城より長い。起きるターンの運に左右されるもののバトン等のコンボの猶予アリ。
・環境の中心、55バンギラスに先制可能。バンギ側は道連れも怖い
・55残飯カビや50ナッシー等明らかに強いポケモンに低速~中速が多め
・アイテムほぼ固定のガラガラのキャラランクが高い
・麻痺治しの実をもたせてくものすをもたせればインスタントにムウマ対策。ブラッキーにも複数回後出し可能。
・50ドーブル♀@麻痺治しの実 くものす バトン キノコの胞子 道連れ(orアンコール)あたりが腐りにくい技構成。
・攻撃個体値拘らないので育成が楽め(64分の1で理論値)

□対ピーナツさん(負け)
55

50


・選出

VS

・試合内容

ポリ2でナッシーを追い込み、こちらのナッシーが相手のカビゴンを眠り粉+宿り木を外さずにノーダメで突破・・・。
3対2になった時点で勝ちを確信し、少し油断してしまった。
ナッシーでカビを倒したターンにバクフーンが来て、ここでナッシーを捨てずにカビチェンジで良かったのに爆破を選択して文字で落とされてしまう。

カビチェンジ読みで日本晴れを通されたら嫌だなぁと思ってちょっと甘えた(相手が欲張ってこちら引く読みで日本晴れしてくれないかなor文字外さないかな期待)のだが、実はこれがプレミ。
CHさんの魔神島のダメージ計算ツールいわく

特攻
176 だいもんじ
 ⇒  特防
161

威力:120 技タイプ:ほのお 相性:1倍

ダメージ:122〜144 (46%〜54%)
(急所ヒット時:240〜283)

相手のHP:266/266 (残飯回復量:16)

必要攻撃回数:2〜3発
(すべて普通に当れば3.94%の確率で2発)

55バクフーンの晴れ文字を50残飯カビは2発耐える(ファイヤーなんかだと耐えない)
なので、チェンジ読まれて日本晴れされてもいいからカビチェンジから地震2連打でバクフーンには勝てる。
爆パン打たれて混乱したらポリ2に引けばいい。

カビにナッシーを当てられたらこちらのナッシーを眠らせた上でポリ2を当てればあそこからは必勝に近いパターン。

この勝ち筋を逃した結果、ナッシーとカビを1:1交換せざるを得なくなってしまい、最後バクフーン対ポリ2のタイマンに。
再生で粘るも爆パン混乱や晴れ文字連射で負け。普通にこのタイマンは負けても文句言えない。

ピーナツさん=ケンタロスという思い込みもあったし、こちらのシャワーズの威圧が強すぎてバクフーン選出してこないんじゃないかといった甘えもあり完全に敗因は自分の中に。

本人の記事いわく、れれれさんの構築にyasuさんがバクフーンを加えた構築とのこと。
(ピーナツさんがGBAでくどオフ05優勝 シングル準優勝などプレイヤー的に普通に強くて、今回の金銀初対戦オフでも勝ち越すほどの実力者というのはもちろんだけど、それを除いて)うーむ、ジム城勢の知恵にやられてしまった。

豆知識その5
金銀のバクフーンエースのテンプレ構成は
55バクフーン♂@奇跡の実 大文字 雷パンチ 爆裂パンチ 日本晴れ

同速の55雷サンダーに対して勝率が有利なので、WAやTAの一員としてかなりのポテンシャルを秘めている。
大文字で50ナッシーーや50フシギバナが一撃。奇跡の実を持てば1回は後出し怖くない!
50スターミーとも同速で、かつ雷パンチで超高乱数で2発なので対処に困ることが多い。
第4世代でいうゴウカザルみたいな全てを破壊するポケモン

□対ほこさん(勝ち)
55

50

・選出

VS

・試合内容

ハガネールがカビの文字を初見で交わしたのが大きく、最後サンダーゲンガー対カビネールの有利な2対2になり勝ち。
あの文字があたってれば全く別の試合展開になってたでしょう・・・・。
ネールのHPに余裕があって爆破する必要に駆られず自由に動ける(地震毒吠えるから好きに技を選べる)状態は強いなーと使ってて感じました。

豆知識その6
金銀の吠える/吹き飛ばしは先制で出してしまうと失敗する。
鈍い吠えるのコンボがあるのは金銀だけ。

ハガネールは鈍いを1回積んだガルーラより遅いのが偉い点(爪が絶対に絶対に発動してほしくない瞬間)で、そのハガネールより鈍い1回で遅くなれる鈍い吠える使いはリングマ

□対ゴールドさん(勝ち)
55

50

・選出

VS

・試合内容
この試合の結果に関わらず予選1位通過が決まっていた。

ブラッキーが甘えるですげー粘ってきてじわじわと戦っていたが、こちらのカビが毒でHPヤバくなったあたりから試合展開が早く爆破爆破でエースタイマンに。これぞザ・金銀。
冷凍狙凍結う感じで五分くらいけるかなーと思ってたらまさかの分身タンク。

凍れーって思って冷凍連射してたら凍って、溶けたけどまた2回目凍りました(完)
正直運勝ちでしたけど、ゴールドさんの試合を見てた観客が盛り上がってたので良かったのでは!?
試合後は熱い握手を交わしました。これぞ金銀対戦って感じですげー楽しかったです。

豆知識その7

金銀のエースタンクのテンプレは
恩返し 爆裂パンチor電磁砲 鈍い ミルク飲み@リボン
リボンの強さについてはstoicさんのブログ参照。
僕はポリ2はリボンではなくて奇跡派なんですが、ミルタンクは流石にメリット多すぎてリボンつえーなーって思います(まぁタンク自体を使わないんですが)

□予選総評
kattさん戦で冷凍で2匹凍らせたシャワーズ
ゴールドさん戦で冷凍で2回凍らせたポリ2

実はパーティのコンセプトの中に『長期戦になればなるほどエースが凍結期待値高めて崩せる』ってのがあったんですが、数少ない試合で両エースとも結果を出してくれました。

ピーナツさんに対して負けてしまった(自分のだらしなさ故)という慢心しないための部分も含めても100点の予選だったと思います。


◆決勝トーナメント(予選ブロック4つ×2人勝ち上がりで8人。全3試合を勝って優勝)

□対鷹さん(1回戦)
55

50


・選出

VS

・試合内容
WA同士の対決の宿命ではあるものの、エースのじゃんけんで負け
カビ ← ポリ
ポリ ← バンギ
バンギ ← シャワーズ
シャワーズ ← カビゴン(この試合)

で、初ターンにハイドロ外しと撒き菱撒かれるという最悪の立ち上がり。
この時点で決勝トーナメント敗退を覚悟しましたが、後ろのカビムウマの選出を読み切った上でこちらの50カビの鈍い自爆をここしかないっていうタイミングに通して奇跡の逆転勝ち。

この日、予選と本戦全試合の中でダントツにキツくて絶望してずっとターン中頭抱えてたし試合終わった後憔悴してました。
金銀みんな経験浅いかな・・・?とか思ってたけど経験してなくてもこんな強いひといるのかよ・・・世界は広い。

豆知識その8
50パルシェンのテンプレは
冷凍ビーム 撒き菱 リフレクター 大爆発@黄金の実

黄金の実を持つことで55ガラの地震を2発耐えるようになったり、50ガラの地震2発+リフ時の1発を耐えたりする。
55サイドンバンギラスの雪崩を2発耐えたり副産物も多め。
何よりHP密度が高い(≒HP種族値が低いので、HP30回復の恩恵を強く受けやすい)

また、リフがあることでマインガラ(マインで電磁波や壁サポして爆破、剣の舞ガラで全抜きを狙う構築)に対して壁状態のガラガラに後出しが出来るようになったりする。

□対カイソさん(準決勝)
55

50


・選出

VS

・試合内容
初ターンにカビから引いてきたナッシーに眠り粉が当たる。
その後相手のカビの自爆でこちらのエース、シャワーズが倒れるも

55ゲンガー+50ナッシー(寝たばかり)
VS
50カビゴン+50ナッシー

という構図で有利。やはり眠らせ技くっそつええ・・・。
最後まだワンちゃんあった相手のゲンガーの爆パンを交わしてくれたり運も良くて勝ち

豆知識その9

果たして技がくっそ豊富な55ゲンガーにテンプレはあるのか・・・という疑問点はあるものの
55ゲンガー@麻痺治しの実 シャドーボール 10万ボルト 冷凍パンチ 爆裂パンチ
がTA等で割と腐りにくめ。
stoicさんの対戦ログ等参照。

もちろん、こういう表拓があるからこそ55でも爆破道連れする型だったり黒い霧入ってたりとかそういう可能性も含めて強いポケモンだと思ってます。

□対まっちさん(決勝)
55

50

・選出

VS

・試合内容

シャワーズの強すぎる圧力により、相手はファイヤーを選出が出来ず
その御蔭でこちらのハガネールがガン刺さりしていた試合。

しょーじきなところ構築相性有利な感じなのであまりドヤ顔出来る試合ではないです。
ただ、動画映え的に最後シャワーズで倒したとこは自分で震えました。
(BWダブルのまめおふでの綾小路さんの名台詞、サーナイトで決める!を少し思いだした)

豆知識その10

シャワーズ含めてイーブイ系の♀確率は8分の1(理論値だと1FFFのみ)
孵化で生まれる確率は512分の1。物理の理論値FFFFと確率が変わりません。
ちゃんと♀をツモってくれたyasuさんブログ)には本当に頭が上がりません。
その場のインタビューでも言ったしTwitterでも書いた

のだけれどもブログでも改めて。
実際のところ性別が勝率に直結する試合ってそんなには多くないのだけれども
だからこそああいう大舞台でそういう珍しい1戦(もろに性別が影響する試合)が行われたってのは凄い偶然だと思います。

しゃわは♂ではありません。これだけははっきりと真実を伝えたかった。

・動画

タッツーさんによる録画
D


マルティムさんによるツイキャス



□決勝トーナメント総評

なんとですね、わたくしシャワーズを3戦で3回選出してるんですよ!
予選でも3/7なのでほぼ半々くらいの割合で選出してました。

前提と鳴る環境は違うものの、一撃禁止無し2000ルールにおけるCHさんが作成したジム城のキャラランクではポリ2が25位、シャワーズが30位。

当初の組んだ時のコンセプトの第一点である
『個性のあるパーティ』という点では十分個性があって勝てるものを組めた

かつ、シャワーズを選出して活躍させられたので大満足です!



■オフ総評

エキシビジョンだけは別記事に書きますが、数年に1回あるかどうかの本気で勝ちたいオフ会で特に滅茶苦茶な不運等も起きず 試合勘が冴えて大逆転した大事な試合もあり いろいろな人に祝って貰えました。

本当に幸せな優勝で、数年分の人生の運を使った気がします。


イチローが渡米してマリナーズ入団を発表する2000年11月10日よりほんの少しだけ前に始まった僕のポケモンオフ歴(=桂馬との仲の歴史)。

そんなイチロー選手が故郷マリナーズに帰ってくるというニュースを感慨深く聞いていました。
17年超もの間、長い旅をしてきましたがまだまだ僕の旅は終わりません。

金銀になるかGBAになるかスマブラswitchになるかポケモン新作になるかわかりませんが、これまでと同じく細く長く何かしらポケモンに関わっていきたい所存でございます。

数年に1回でいいので、これくらい幸せな日があったら 人生楽しいですね。