金銀とGBAのエアームド その6 岩ポケモンの存在

エアームドを語る上で欠かせないのが岩ポケモンの存在。
格闘や地面が苦手な岩ポケモンと、炎電気が苦手なエアームドの相性は非常に良く、組んだ際のシナジーが大きい。
(電気と岩はお互い相性は普通だが、電気ポケ最上位サンダーが岩弱点であることや、攻撃数値の高い岩ポケモンの多数が地震を覚えるので)

バンギラスエアームドという組み合わせはBW1のラッキー入り受けループで猛威を振るった(エンドーさんの関西でのオフ会3連優勝等)し、鉄壁エアームドはBW2までは十分機能していた。
(残念ながら第6世代では火力に付いていけてない模様。 http://pokemon-matome.net/articles/94943.html )



以下続きより。



◇金銀

最上位 バンギラス
上位 ゴローニャ サイドン ツボツボ オムスター
中堅 プテラ カブトプス マグカルゴ
下位 サニーゴ ウソッキー


バンギラスの存在が大きい。 それ以外は特筆することは無い。


GBA

最上位 無し
上位 サイドン レジロック プテラ ゴローニャ ユレイドル アーマルド
中堅 ボスゴドラ オムスター ウソッキー サナギラス ソルロック
下位 ルナトーン カブトプス ノズパス ツボツボ サニーゴ ジーランス

キャラランクにランクインする岩ポケモンの数、割合共に金銀より圧倒的に多い。
が、これは後述するカビのサブウエポンに起因する部分も大きい。



◇カビのサブウエポン

ポケモンの構築、立ち回りの根幹部分に関わってくる部分だが最上位ポケモン、特に攻撃的な性能を持った相手(金銀でいうガラガラ、GBAでいうメタグロスバトレボでいうガブリアス、第6世代で言うメガガルーラ)を無償降臨ないしは何度も簡単に場に出ささせないようにする。 極力攻撃技の打点や補助技での抑制を効かせて、理想は釘付けで対処出来ること。


金銀ではバンギラスの存在が大きいのと、ノーマル技+地面技の攻撃補完が非常に優秀というのもあって、カビAの場合は地震カビが割合的に少なからず存在する。
補足として、50カビの場合はフォレエアあたりへの打点として文字カビがかなりの割合で存在する。



GBAでは単純に地震のメリットが低い(浮遊ゲンガー。ヌケニンの存在。エアームドの撒き菱取得による性能の変化等)というのもあって、炎技が基本となる。
なお、対スイクンプテラ等のまもみがプレッシャーや対ナンスを踏まえて雷を採用するカビゴンも多くいる。 地震を採用するのはかなり少ない。




端的に言えば金銀でバンギラスという最上位ポケモンの釘付け及び対バンギパ性能の確保のため(含めた複合的な理由であるが)にカビAでサブウエポンが1種類の場合、地震や爆パン等が採用されることが多い。


GBAはキャラランクの上位含め岩ポケモンは多いのだが、岩タイプは弱点が多いというのもあってカビ以外5匹を極力岩に強くする(打点を持つ)ことでギリギリ手抜きが可能な範囲なので特殊技持ちのカビゴンが多くなる。

拘りサイドン等は極力無償降臨させてはいけない種類のポケモンではあるが、それ以外のポケモンだと火力の関係で拘り雪崩でもエアームドを倒せなかったり、スイクンミロカロスを突破出来ないことがある。



◇岩ポケモンエアームド

GBAの岩+エアームドも何かのキラパになったり詰ませる要素としては非常に強いが、水ポケモンの圧倒的な強化もあって残り1匹で穴を塞げないことが多い。

例えばカビゴンレジロックエアームドだと雨ハイドロオムに負ける。
ハピナスサイドンエアームドだとまもみがスイクンに負ける。
ライコウゴローニャエアームドだとラグラージに負ける、など。



金銀でも勿論バンギ+エアームド+何かで穴は塞げないこともある(リザ幕府等の炎Aやエレブー、爆Pデンリュウ、太鼓ニョロボン等)のだが、その塞げない相手の防御的性能が決して高くないので個別に対応が可能な点と、バンギラスの他の岩ポケモンを圧倒的に寄せ付けない広い攻撃範囲と高い攻撃性能によって無理やり何とかできることも少なくない。


◇まとめ

バンギラスがいるお蔭で金銀のエアームドGBAより動きやすく、強い。
バンギラスと組んで強いというのと、バンギラスの影響でエースカビの技からエアへの打点が消えやすい。(セミフル構成は除く)