金銀とGBAのエアームド その1 序章

ちょっと前にツイッターで書き連ねたこと
https://twitter.com/search?f=tweets&q=from%3Akomei48%20since%3A2015-11-18%20until%3A2015-11-19&src=typd

を、後々のために言語化しておこうと思います。

まず、前提として蟹さんのこのツイート。
ツボツボみたいな決定力が低い(もしくはまるころとかで決定力を出す時間が非常に遅い)ポケモンに止められるのは問題無い。
で、金銀のガラガラやバンギラスだったりGBAのメタグロス、へラクロスみたいな止まりにくいやつで止められてしまうのは大問題。

ここから長文。


金銀エアは止められてしまっても問題ないキャラ

エアに眠るが無いことも少なからずある(どく泥棒黄金型)し、無理やり急所で打開出来ることも、菱+αでエアと何かのサイクルを打開出来ることもある。

さらに言えばPP戦でライコウエア対カビサンダーとかで勝てることもあれば、80ターンの判定で勝てることもある。

つまりエアームドで止まることはそこまで痛くない。
レベル編成的に55エースが50に止められてしまうのは痛いけれども、55地震カビがそれを踏まえも強いのは周知の事実。

ただし、3匹ともエアに弱めだったりエア殺す圧力が低いと鈍い飛ばし残飯エアに無理やり圧殺されたりもするので注意。
(まぁこれは例に挙げたまるころツボツボにも言えることではあるけれども)

GBAエアは止められてしまうと問題あるキャラ

菱吠えるの基本型で考えているが、基本的には受けられる側の3匹とエア側の3匹がガチガチの受けゲーとなって硬直した場合、菱の重ねがけによって受けられる側がほぼ必敗となる。
フライゴンorネンドールorボーマンダ+ゲンガー+サンダーみたいな全員浮いてるって時もあるだろうけれども相当レアケース。

つまり、何か1匹がエアームドに受けられてしまう時に他で絶対に打開する必要が生じる。
エアームド側をA(エア) B C
受けられる側をX Y Z
としてX→A という受け関係が生じている時に
Aに対して強いYがBCで受からない
もしくはZがABCで受からないという必要がある。

もしもXだけでなくYもAに止められてしまう場合、CだけでABCすべて打開しなければいけなくなりかなり強い制約が生じる。
つまり、Xを選出したときにAに同時に止められてしまうYを選出するのには相当抵抗が生じるはず。
フシギバナケンタロス等で過労死させるっていう選択肢もあるけれども)


具体的にポケモン名で言うとハガネールorグライガーと拘りケンタロスを同時選出してしまうと選出の読み合いであるが、残り1匹でエアームド含む最低でも3体 出来れば6体をごぼう抜き出来るポケモンを入れなければならない。
エアームド入りのパーティは菱重ねがけの性質から防御を重要視することが多く、これはかなり厳しいと言わざるを得ないだろう。


GBAエアは金銀エアよりスペック等が上。

他のゲーム同士で比べるのはナンセンスなのかもしれないけど、ゲームバランスが似てるゲームな上にキャラの性質もほぼ同じなので比較する。

まず最初に努力値システムの変更。
ハピナスのような極端に高い種族値があり、かつ物理特殊の片方しか使わないポケモンが相対的に強化された。
エアームドも相対的にかなり強化されたほう。
また敵としてもニドクインやポリゴン2のような丸い種族値をしたポケモンの両刀が努力値システムの変更によって使いにくくなった。C種族値が40程度のケンタロスやガルーラから文字が飛んでくることもほぼ無くなったし、仲良しのハピナスがエレブーのクロスチョップで大ダメージを食らってしまうといった両刀の役割破壊技がゲームバランス的に弱くなった。
バシャーモのような尖った種族値をしたポケモンボーマンダカビゴンラグラージのような高種族値ポケモンが使ってくることは少なからずあるが、個別に対策が可能なレベルである。

次に菱の習得。
戦う相手がはっきりとしている、かつ得意な相手はかなり得意なので物理耐久を生かして菱の重ねがけをしてるだけで勝てる試合は勝てる。

次に拘り鉢巻の登場。
エアームドは物理に強いポケモンで格闘技と岩技だけが等倍。それ以外は全部半減以下に抑えこむ。
第3世代にはインファイトストーンエッジ、諸刃の頭突きのような高火力技はない(けたぐりも威力80)し、格闘技をタイプ一致で打ってくるポケモンには全員飛行技が抜群なのでタイマンでは強い。
岩技もサイドンは別だが、拘っても威力の低さ故3発で落とされることは少ない。 Sさえ負けていなければ眠り続けて受けきることが可能。


次に特性頑丈の習得。
一撃必殺禁止ルールであることが多い金銀と直接比較はしにくいが、グライガーサイドンラプラストドゼルガなどを止める需要が生まれた。

最後に環境の変化。
拘り鉢巻の部分とも若干被るが、第3世代はメタグロスボーマンダ、へラクロス等の物理ポケモンがキャラランクの最上位クラスに多い。
また、上位ポケモンの多数に有利が取れるサマヨールに対して数少なく起点に出来るというのもあって環境的にエアームドに期待出来ることが増加した。

これは金銀からGBAでのカビの弱体化(及びエアへの打点所持率の増加)とガラガラ、ナッシー、ブラッキー等の大幅弱体化を踏まえてもお釣りが来るだろう。

この記事シリーズの目的

ここまでだとどう考えてもGBAエア>>>金銀エアな気もするんだけど何故か現実問題金銀エアのほうがちょっとだけ強い。

今までそれが謎だったんだけど、最近なんとなく自分の中で理由が解明出来たので、数回に分けて書いていこうと思います。