スカーフ持ちフライゴンの努力値振り(ボツ案)

自分ではよく出来てるとは思うんですが、カバドリでの恩返しドリュウズが増えてきて耐久調整が全て破綻しつつあるので公開します。
参考になるかは知りません…


以下長文注意



◇序文

前提条件としてまずフライゴンの性能について

HP80 A100 B80 C80 D80 S100 合計520

地面・ドラゴン 特性浮遊

4倍 氷
2倍 ドラゴン
等倍 その他全部
半減 岩 炎 毒
無効 電気 地面


種族値は同じタイプのガブリアスや、同じとんぼがえりが使えるサザンドラランドロスと比べると悲しくなりますが、決して種族値が悪いわけではない。

地面と岩に耐性があって、なおかつ(同じ浮遊のネンドールとかソルロッククレセリアユクシー等と違って)虫技に弱点を付かれずに等倍に抑えるということでドリュウズに対して役割を持てるというのが最大の長所。

ドリュウズへの打点も炎技、地面技共に充実してて問題無し。

序文の結論としては
BWのフライゴンは他のドラゴンとの差別化のためにドリュウズへの強さを重点的に考えるべき

といったあたり。

ちなみにHGSS時代のフライゴン解説については

http://forplatinumdbdiary.blog36.fc2.com/blog-entry-889.html

atmarkさんのブログに詳しく書いてあるので参考にしてください。

当時は襷を持って第2のガブリアスとしての使い方が強かったそうです(と、フライゴン使って当時の東大オフ優勝したみなも君から聞きました)



◇目指す方向性

ドリュウズを見るという目的がある以上、HGSS時代の襷という使い方はしたくない。

一時期(去年の5月くらい?)のバンギドリュウズばかりというシングル環境ならともかく、今はドリュウズのお供はカバルドン1択になりつつあるので、いざドリュウズに対して後出しするという時にステルスロックが撒いてあって襷が潰れてそのままフライゴンが突破されて負けるというのが一番悲しい。

というわけで防御の方向性はステルスロック混み、かつ交換出しも考えて剣の舞+命の玉の何かに対して勝てること。


攻撃の方向性は、やはりKP上位のラティオスハッサムを考えていきたい。
ドリュウズ受けるだけだったらドータクンとかグライオンとかもっと適任がいるわけで、差別化するためにもせっかく持っているドラゴン技、地面技、炎技という攻撃範囲を最大活用したいところ。




◇具体的な型、努力値振り


技:地震 流星群 大文字 とんぼがえり
持ち物:拘りスカーフ
性格:無邪気

努力値 H28 A4 B132 C180 D0 S184

実数値 H159 A121 B117 C123 D90 S157


以下両立しているもの


・陽気命の玉ドリュウズの+2シザークロス+ステルスロックを確定耐え。(ステロは岩半減なので16分の1で9ダメージ。場に出た瞬間にHP150前提)

ダメージ: 125〜148
割合: 78.6%〜93%

・意地っ張り命の珠ドリュウズの+2 シザークロスを乱数上2つ切って98以下で耐え

ダメージ: 138〜162
割合: 86.7%〜101.8%



・H4B4振りドリュウズを玉反動混みで地震でぴったり確定1発

ダメージ: 168〜200
割合: 90.3%〜107.5%

HP186→玉反動18で残りHP168。



・H252B4メタグロス(H187−B151)を地震で高乱数2発

ダメージ: 92〜110
割合: 49.1%〜58.8%


・H252B4バンギラス(H207−B131)を地震で確定2発

ダメージ: 104〜126
割合: 50.2%〜60.8%


・H155-D130ラティオスを乱数下2つ切って87以上で1発。

ダメージ: 152〜180
割合: 98%〜116.1%

ちょっと怪しいけど、次の乱数の動く場所まで振ると212振り(実数値127)が必要になって+32の努力値が必要になって他が無理になるので妥協。

・H175-B111-D151桂馬ラティアス

http://www.sekieigym.com/doryokudendou21.html

をとんぼがえり+流星群で確定で落とせる。

・D4振りガブリアスに対して流星群が

ダメージ: 186〜218

割合: 101.6%〜119.1%

なのでHP4振り(184)は確定1発。

http://d.hatena.ne.jp/knmcwgtb/20110508

こういう191ガブリ(H191−D106)の場合は、乱数の下から85〜88まで切ることになる。89〜100なら落ちる。
ちょっと怪しいけど他がキツキツなので仕方ない。


・素早さ面は

素早さ補正無し100族(152)

意地っ張りガブリアス、陽気ドリュウズ(154)

ドリュウズを意識した臆病めざ炎ドレディア(155)

ルカリオ、ファイヤー、ポリゴンZモルフォン等の最速90族(156)

ここらへんを意識した157。

第3〜第5世代通して僕の大好きな数値。

スカーフファイヤーや蝶舞ドレディア等が156(かめざぱの都合によって155)に設定することが非常に多いので、スカーフ持ちフライゴンで157は腐らない数字のはず。



というわけで、いろいろと綺麗に両立出来てると思います。

HPも副産物で16nー1だし、特殊耐久以外の 物理攻撃 特殊攻撃 物理耐久 素早さの4つが美しくギリギリのところで完成してます。



◇今後の展望

シザクロと雪崩にしかターゲットを合わせていないので、この型はステロ+剣の舞+命の珠恩返しで簡単に崩れます。

そして努力値が完全にカツカツなので、これ以上いくら効率化しても恩返しドリュウズは交代出しから受けれません。

あと、襷持ちの剣の舞シザクロに対しても、ドリュウズを無償降臨させてしまった場合は後出しが出来ません。

風船持ちも大文字のダメージがしょぼい関係で後出しキツイ。このへんが多分フライゴンの限界だと思います。

まぁフライゴン=石化かフェイントという先入観がある程度あると思うので、襷ドリュウズフライゴン入りに対して選出されることはネタが割れてない限りそこまで多くはないと思うし、出してくるタイミングに襷とか風船が潰れたらただの持ち物無しドリュウズになるわけだからある程度ドリュウズに見せ合い段階でプレッシャーをかけられるポケモンだとは思いますが。


始まるまえにオワコンになってしまったBWフライゴンだけど、ゲンガーとかゴーストタイプが流行ったりで恩返しドリュウズが激減したら強い瞬間が来るかもしれませんね。

もし気が向いたら使ってみてください。無断転載とかいろいろ歓迎です。

Special Thanks:みなも