【保存版】【GBA前期】全方面逆調整レジアイス

Hに252振るのほぼ確定なキャラだし、特殊耐久もある程度ライン決まってくるから簡単やろー とか思ってたんですが・・・この個人的結論が出るまで4年くらいかかりました。

穏やかレジアイス@カゴの実
冷凍ビーム 10万ボルト どくどく 眠る
努力値
H252 A 0 B 76 C132 D 36 S20
実数値
H187 A49 B130 C137 D247 S73

調整先は以下。

【HP面】
特に無し。ただの全振り。一応据え置き機環境で宿木地球投げルンパに対する残飯ファントム。

【物理耐久面】
A無振り下降補正レジアイス参考)のA実数値63からの気合パンチを3発耐え

【特殊攻撃面】
妖しい光ミロカロス意識でちょっとDに振ってるサマヨール(H147-D159)を冷凍ビームで高乱数3発。
残飯持ちH252D4振りミロカロスを10万ボルトで3発(素眠りを許さない)


【特殊耐久面】
控え目C全振りレアコイル(C実数値189)の10万ボルトを高乱数4発耐え
控え目C全振りランターン(C実数値140)の雨中のハイドロポンプをそこそこの高乱数で3発耐え

【素早さ面】
両刀ラグラージマタドガス等素早さ下降補正60族+1。

以下、細かい計算結果や説明等。




◆物理耐久面(A下降アイスの気合パンチ3耐え)
まず前提として、A63レジアイスはよく出来ていて、H252B4振り(H187-B121)のレジアイスをぴったり3発。

121 61 61 62 63 64 64 65 66 66 67 68 69 69 70 71 72

これに対してH187-B130は逆調整をしています。

130 56 56 57 58 58 59 60 60 61 62 62 63 64 64 65 66

ちょっと乱数怪しそうだけど、3発打つのでだいぶ乱数が真ん中に偏ってくれて割と高乱数で耐えます。

相手のレジアイスが素早さ下降補正だったら意味無い調整なんじゃないか、と思われるかもしれませんがポケモンで大事なのは相手を自由にさせないこと。
仮想となる天敵の汎用性を削ることが大事だという結論に辿り着きました。

最初のスタート地点としては、この環境においてはHC振りの控え目アイスが強い。
そしてそれをメタってくる相手に対しては同時には楽をさせない。



◆特殊攻撃面(H147-A159サマヨールを冷凍ビームで3発)


これまた結論としては逆調整。サマヨールに限った話ではなく、無振りミロの波乗りが強いからこそ、それを耐えてくるという相手へ調整する。
ミロカロス入リのアイスならおそらく基本となる調整じゃないかと今は思ってます。
乱数は特性プレッシャー+カゴ眠るとかも考えてけっこーしっかり落とすようにしました。

159 48 49 49 50 50 51 51 52 53 53 54 54 55 55 56 57

でもそこまで気にしなければC134まで削れます。

対H252D4ミロカロスも、C121とかだとそこそこの確率で3発耐えられてしまう

121 61 61 62 63 64 64 65 66 66 67 68 69 69 70 71 72

+残飯眠るミロ(実質HP226)には確定耐えされる。
のですが、Cをちょっと振ることで、

137 69 70 71 72 72 73 74 75 76 77 77 78 79 80 81 82

対残飯眠るミロも中乱数ではあるものの、相手の再生や粉という選択肢をうまく毒や冷凍でPPをカバーしつつ試行回数を稼いで殺せます。もちろん残飯無しは確定3発。

◆特殊耐久面(控え目のレアコ10万4耐え、ランターン雨ハイドロ3耐え)

昔書いたこの記事も参照。
レアコイルランターンも普通のH振りレジアイスを殺してくる存在です。

レアコイル(C189)

189 41 42 42 43 43 44 44 45 45 46 46 47 47 48 48 49

ランターン(C140)

140 56 57 58 58 59 60 60 61 62 62 63 64 64 65 66 67

ランターンの雨ハイドロ3耐えの乱数は少しだけ妖しいんですけど、どくどく入れてカゴ+眠るで早めに眠ったりチェンジでPP削ったりでこの型ならまぁ許せるかなといった個人的な妥協ライン。
粉の素眠りならD実数値255が欲しいかもしれないです。


◆素早さ面と総評

これも結局コンセプトとしては対戦相手に楽をさせない、甘えを許さないということ。
60族の中でラグラージマタドガスはまず間違いなく強いルールだし、ホエルオーやナマズンも侮れないんですが、素早さに下降補正かけて耐久も高くて物理特殊両方ともある程度火力を保持すると言う行動に対してリスクを付けるという結論になりました。


後の世代でもそうですけど、ポケモンのH振りが割と強いのは無振りに対して殺してくる物理特殊両方への逆調整になるというのが大きな理由。

では、もともとH振りが基本となるポケモンは・・・・ということをひたすら計算した結果、Bちょい振り、Dちょい振りで同じように逆調整するのが強いということになりました。
結果的にCも逆調整となり、ほぼ全方面逆調整。しかも素早さもぴったり警戒しておきたい所を抜いておく(素早さを下げる甘えを許さない)という完成度の高い努力値振りになったと個人的には自負しています。