イッシュダブルのメタる対象

せっかくなので今まで考えてたことを書きとめてみます。

具体的なこのパーティというわけではないんだけど、意識しなければいけない代表的な組み合わせを4つ。



・ヨプ持ちズルズキンボルトロス(先発後発問わず)

ズキン使ってボルトロス使わない人がいないと断言出来るくらいの仲良し組み合わせ。
ズルズキンを見たらまず後ろにボルトロスを疑っていい。

ズルズキンの弱点を2個とも半減するボルトロスに比べて、ズキンは岩技だけしか半減出来ないんだけど、氷ポケには弱点付けるし、氷技打ってくるほとんどのポケモン(主にブルンゲル)に対して5分以上なので普通に相性が良い。雨に対しての猫だましでの足どめとかも優秀。

ズキンがサザンドラとかを処理するプランを建てた上で安心してボルトロスをめざ飛で使える。

火力はそこまで無いが、相性補完がかなり良いため粘り勝ちが狙いやすい組み合わせ。


ランクルスorムシャーナテラキオン(先発後発問わず)

強い純エスパーであるランクルスムシャーナの後ろにテラキオン。後発テラキオンの場合スカーフであることが多め。
サザンドラとかに悪技を打たせてそれを起点に出来たら相当有利になれる。


テラキオンが前にいる時は対テラキオンや対ローブシンで格闘技打たせてエスパーを出す、のようにくるくる交代で回しやすい。

特に玉ランクルステラキオンだと特殊と物理の高火力の組み合わせなだけあって相手にした時に1手対応を間違えれば大打撃を受けることが多い。

対処としては構築段階で先発ランクルスに対して5分以上取れていること。
サザンドラを投げなきゃいけない状態は既に相当辛い。


ブルンゲルモロバレル(主に先発)

スカーフ潮吹き+この指
トリル+この指
実はブルンゲルゾロアークなんじゃないか!?

等といろいろパターンがある初手。

お互いの弱点の補完が素晴らしく、怒りの粉の使い勝手が最高に良い。
もちろん、縦の相性も良いので交代合戦にも強い。
トリパっぽく見えてトリパだったりスイッチトリパだったりいろいろなので対処に困る。

ただ、どちらも弱点が多いポケモン&所詮は低種族値なので1ミスや1個の急所等で崩れることも。
初手シャンデラに弱いのをどう打開するかが難しい所。


対処方法としては基本的に(スカーフ潮吹きを除けば)とにかく低火力な組み合わせなので耐久に振りつつ長期戦にしてジワジワとアドを取って行くのが理想。どっちも堅いポケモンなので焦って短期決戦に持ち込まず、削り勝ちを狙う。
プレイヤーの実力と立ち回りが試される戦い。


エルフーンテラキオン(先発)


イッシュダブルにおいての最高火力を叩きだす可能性がある理論上最強の組み合わせ。もはや書くまでも無い要注意ペア。

袋叩き岩雪崩(ジェエル、スカーフ)
威張る+ラム
追い風+守る
挑発
神秘
サンの実投げつける
などなど、出来ることが非常に多いし、判別はまず不可能。

大会に出る以上、最大限気を使わなければいけない相手。

初手の読み負けや1回の怯みだけで試合が決まってしまうことが多々あるので、使われる側としては極力エルフーンテラキオンに強く組みたい。

例えば猫だまし持ちポケモンを先発に置くだけで袋叩きを対策した気になっていると、エルフーン追い風 テラキオンファストガードで次のターンの袋叩きでコンボが完成してしまう。 


GSのミュウツーユキノオー以上、04のカイオーガルンパ並にメタを貼った方がいい存在だと言える。



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まあ他にもエルフーンシャンデラの晴れパとかコジョンドギガイアスの砂パとかトルネロスガマゲロゲの雨パとかいろいろあるけど、主にこの4つがイッシュダブルにおいて警戒すべき組み合わせ。
この4つベースで組んだパーティをそのまま使うか、メタる側に回るかでイッシュダブルの方向性が決まってきます。

この4パターンを全て試した挙句、メタる側に回ることにしたのがさっきのボルトランド構築。


多分もうやることはないんだろうけど、いろいろ勉強になるルールでした。
僕自身もイッシュダブルを通じてたくさん成長&経験が積めたので公式大会を企画してくれた株ポケには感謝しています。


だけど、それを踏まえた上でもあんまり良いルールだとは思いません(

全国ダブルやシングルが相対的にバランスが良すぎるってのと見せ合い無し44だからってのがそう思う理由だろうけど、来年の公式ルールに期待したいです。

まあ9年くらい公式大会が無いスマブラからしたら開いてくれるだけで神様なので、アメリカのWCS2011と同じで見せ合いアリだったらもう他に何も文句言わないです!