故事メモ

安岡正篤が愛していた言葉に六然(りくぜん)があります。

「六然」

1.自処超然(自ら処すること超然)
  自分自信に関してはいっこう物にとらわれないようにする。

2.処人藹然(人に処することあい然)
  人に接して相手を楽しませ心地良くさせる。

3.有事斬然(有事には斬然(ザンゼン))
  事があるときはぐずぐすしないで活発にやる。

4.無事澄然(無事には澄然(チョウゼン))
  事なきときは水のように澄んだ気でおる。

5.得意澹然(得意にはたん然)
  得意なときは淡々とあっさりしておる。

6.失意泰然(失意には泰然)
  失意のときは泰然自若としておる。

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①自處超然(じしょちょうぜん)

自分については、いっこう物にとらわれないようにする。

②處人藹然(しょにんあいぜん)

人に接するときには常に和やかに好意をもって接し、相手を楽しませ心地よくさせる。

③有事斬然(ゆうじざんぜん)

事が起こったときは、グズグズせずにテキパキと片付ける。

④無事澄然(ぶじちょうぜん)

事なきときは、水のように澄み切った気でいる。

⑤得意澹然(とくいたんぜん)

得意なときは淡々と、 あっさりとしている。

⑥失意泰然(しついたいぜん)

失意のときはバタバタせずにゆったりと落ち着いている。



中国・明代の崔後渠(さいこうきょ)の言葉だそうです。

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ネットサーフィンでの対比語の人造語。


自處超然 ⇔ 自處紛然

處人藹然 ⇔ 處人冷然

有事斬然 ⇔ 有事茫然

無事澄然 ⇔ 無事漫然

得意澹然 ⇔ 得意傲然

失意泰然 ⇔ 失意悄然




いやあ良い言葉だなあ